【産後の姿勢、運動器】第6回 頑張るママほど悪化します

第6回 頑張るママほど悪化します
「ちゃんとストレッチしてるんです」
「姿勢も気をつけています」
「でも、どんどんしんどくなる…」
実はこれ、
産後ママさんにとても多い状態です。
特に神戸市北区や三田市でも、
・真面目
・頑張り屋
・我慢強い
そんな方ほど、
不調を悪化させてしまうことがあります。
なぜなら、
“頑張る方向”がズレていることがあるからです。
産後の体は「気合い」で戻るわけではない
産後は、
想像以上に体がダメージを受けています。
・筋肉
・靭帯
・骨盤底筋
・自律神経
・ホルモンバランス
すべてが大きく変化しています。
そこに、
・睡眠不足
・授乳
・抱っこ
・家事
・精神的ストレス
が重なります。
つまり、
“回復する余裕がない状態”
なんです。
そんな中で、
無理に頑張り続けると、
体はさらに緊張しやすくなります。
実は「力が抜けない」人が多い
産後ママさんの体を見ていると、
かなり多いのが、
「常に頑張っている体」
です。
・肩が上がる
・呼吸が浅い
・歯を食いしばる
・腰に力が入る
こうした状態が続くと、
体は休めなくなります。
特に真面目な方ほど、
「もっと鍛えなきゃ」
「姿勢を良くしなきゃ」
と頑張ってしまいます。
ですが、
力が抜けない状態でさらに頑張ると、
逆に悪化することがあるのです。
「鍛える前に整える」が大切
産後ケアで大切なのは、
いきなり鍛えることではありません。
まず必要なのは、
・呼吸できる
・脱力できる
・正しく感覚が入る
状態を作ること。
たとえば、
反り腰の方が腹筋を頑張りすぎると、
逆に腰痛が強くなることがあります。
つまり、
「何をするか」より、
“どんな状態でやるか”
がとても大切なのです。
研究でもストレスと痛みの関係が示されています
慢性的な腰痛や筋緊張には、
心理的ストレスや睡眠不足も関連すると報告されています。
Psychological factors and the development of chronic back pain.
この研究でも、
身体的要因だけでなく、
ストレスや感情面が痛みの慢性化に関与する可能性が示されています。
つまり、
「頑張り続けること」が、
体を守れなくしているケースもあるのです。
当院で大切にしていること
当院では、
「もっと頑張りましょう」
とは言いません。
むしろ、
・どこで頑張りすぎているのか
・どこで力が抜けないのか
・なぜ回復できないのか
を大切に見ています。
また、
女性施術者として、
育児中の現実も理解しています。
「休めない」
「でも限界」
そんな状態のママさんが本当に多いからです。
だからこそ、
理想論ではなく、
「今の生活でできること」
を一緒に考えながら進めています。
知識も常にアップデートしながら、
機能性医学的な視点も含め、
“頑張らなくても支えられる体”
を目指しています。
最後に
産後の不調は、
「頑張りが足りない」わけではありません。
むしろ、
頑張りすぎている人ほど、
限界を超えていることがあります。
だからこそ、
・休める体を作る
・呼吸を取り戻す
・力を抜けるようにする
ことが大切です。
次回は、
「その筋トレ、逆効果かもしれません」
についてお話しします。
参考文献**
・Psychological factors and the development of chronic back pain.
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