【産後ママの「これって普通?」相談室 】~寝ない赤ちゃん編~

第2回 背中スイッチ、本当に存在します
やっと寝た…。
そう思って、そーっと布団に置いた瞬間。
「ギャーー!!」
そしてまた最初から抱っこ。
産後ママさんなら、一度は経験したことがあるかもしれません。
いわゆる、“背中スイッチ”。
神戸市北区や三田市でも、
「置いた瞬間に起きるんです…」
と疲れ果てて相談されるママさんは本当に多いです。
何時間も抱っこして、やっと寝たと思ったのに、また振り出しに戻る。
それが何回も続くと、本当に心が削られていきますよね。
背中スイッチって本当にあるの?
実は、医学的に「背中スイッチ」という正式名称があるわけではありません。
ですが、
「抱っこでは寝るのに、置いた瞬間起きる」
という現象自体は、多くの赤ちゃんで見られます。
つまり、ママたちが感じていることは、気のせいではありません。
では、なぜこんなことが起こるのでしょうか。
赤ちゃんは「安心」で眠っている
赤ちゃんは、大人よりもずっと未熟な状態で生まれてきます。
特に睡眠は、まだ発達途中です。
さらに赤ちゃんは、
・ぬくもり
・呼吸
・揺れ
・心音
・匂い
を感じながら安心しています。
つまり、抱っこ中は、“安心の塊”みたいな状態なんですね。
ところが、布団に置かれると、
・温度が変わる
・揺れが止まる
・体勢が変わる
・ママが離れる
という変化が起こります。
すると、敏感な赤ちゃんほど、「危険かも!」と反応しやすいのです。
「抱き癖」のせいではないことも多い
昔はよく、
「抱っこしすぎると抱き癖がつく」
と言われました。
そのため、
「私が抱っこしすぎたから…」
と自分を責めているママさんもいます。
ですが実際には、赤ちゃんは安心を求める生き物です。
特に、
・敏感な子
・不安が強い子
・刺激に反応しやすい子
は、より抱っこを求めることがあります。
つまり、“甘やかし”ではなく、安心を確認していることも多いのです。
ママの体はかなり限界になりやすい
ただ、問題はママの体です。
背中スイッチが続くと、
・ずっと抱っこ
・座れない
・寝られない
・肩こり
・腰痛
・腱鞘炎
につながっていきます。
特に産後は、まだ体が回復途中。
そこに、
・細切れ睡眠
・緊張状態
・長時間抱っこ
が重なることで、自律神経もかなり乱れやすくなります。
つまり、「しんどい」のは当然なんです。
「置かなきゃ」が苦しくなることも
SNSでは、
・セルフねんね
・ネントレ
・○ヶ月で朝まで寝る
など、たくさんの情報があります。
もちろん、それでうまくいく子もいます。
でも、うまくいかない子も本当に多いです。
それなのに、
「ちゃんと寝かせなきゃ」
「置けるようにしなきゃ」
とママが追い詰められてしまうことがあります。
ですが、赤ちゃんにも個性があります。
だから、「今は抱っこじゃないと難しい時期」があっても、おかしくありません。
研究でも乳児は接触で安心しやすいことが示されています
乳児は、保護者との身体接触によって安心しやすいことが知られています。
Mother-infant behavioral interactions predict infant sleep patterns in the first year.
この報告でも、親子の関わりや安心感が乳児睡眠に関連する可能性が示されています。
つまり、抱っこを求めること自体は、自然な反応でもあるのです。
まず必要なのは、ママを責めないこと
当院でまず大切にしているのは、
「ママが悪いわけじゃない」
を共有することです。
寝不足が続くと、人は本当に追い詰められます。
・余裕がなくなる
・涙が出る
・イライラする
・自分を責める
そんな状態になってしまうこともあります。
だからこそ、まずは、
「毎日よく頑張ってる」
を伝えたいと思っています。
当院で大切にしていること
当院では、赤ちゃんだけではなく、“ママの体”も大切に見ています。
なぜなら、抱っこや寝不足によって、ママ自身の体がかなり限界になっているケースが多いからです。
また、女性施術者として、出産・育児経験があるからこそ、
「理想通りにいかない育児」
も理解しています。
知識も常にアップデートしながら、機能性医学的な視点も含め、ママが少しでもラクになれるようサポートしています。
最後に
背中スイッチで疲れ果てるママは、本当にたくさんいます。
だからまずは、
「私だけじゃない」
を知ってください。
そして、抱っこばかりになる時期があっても、ママが悪いわけではありません。
次回は、
「抱っこでしか寝ない子、ダメじゃありません」
についてお話しします。
参考文献**
・Mother-infant behavioral interactions predict infant sleep patterns in the first year.
メールでのご相談
ご自身の症状について疑問があればメールを使ってご質問ください。メールでは、どんなセルフケアをしたほうがいいかなど、具体的な内容には答えられませんので、ご了承ください。
ご注意:ご相談には「確認ボタン」のあと「送信ボタン」を押していただかなければ、送信されませんのでご注意ください。
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前(9:00 ~ 12:00) | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
| 午後(16:00 ~ 20:00) | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | × |
a:29 t:1 y:0
