【産後ママの「これって普通?」相談室 】~梅雨・夏の赤ちゃん編~

第1回 赤ちゃんが寝ない…暑さのせい?
梅雨のジメジメした日が続いたと思ったら、今度は一気に夏の暑さ。神戸市北区や三田市でも気温や湿度の高い日が増えてきました。
そんな時期になると、「最近、赤ちゃんが寝ないんです」「夜中に何度も起きるようになりました」というご相談が増えてきます。
赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、「何か育て方が悪いのかな」「私のせいかな」と不安になるママも少なくありません。
でも実は、この時期特有の暑さや湿度が影響していることもあるのです。
赤ちゃんは大人より暑さの影響を受けやすい
赤ちゃんは大人より体温が高く、体温調節機能もまだ発達途中です。そのため、大人が少し暑いと感じる環境でも、赤ちゃんにとってはかなり寝苦しい場合があります。
特に梅雨から夏にかけては湿度が高くなります。汗が蒸発しにくくなるため体に熱がこもりやすく、眠りが浅くなったり、途中で目を覚ましたりすることがあります。
大人でも蒸し暑い夜は何度も寝返りを打ったり、目が覚めたりしますよね。赤ちゃんも同じように快適な睡眠が妨げられているのかもしれません。
汗をかいていないか確認してみましょう
赤ちゃんの頭や首の後ろ、背中を触った時に汗でしっとりしていることはありませんか?
特に寝入りばなは汗をかきやすく、気付かないうちに体が熱くなっていることがあります。
そんな時は、
・服を着せすぎていないか
・掛け布団が厚すぎないか
・寝室の温度や湿度が高くないか
を確認してみましょう。
ただし、冷やしすぎも禁物です。手足が冷たいだけで寒いと判断する必要はありません。赤ちゃんの背中やお腹を触りながら様子を見ることが大切です。
エアコンは上手に活用して大丈夫
「赤ちゃんにエアコンを使っても大丈夫ですか?」
これは毎年よくいただく質問です。
暑さを我慢するよりも、適切にエアコンを使用して快適な環境を作ることの方が大切だと考えられています。
エアコンを使う場合は、
・風が直接当たらないようにする
・室温だけでなく湿度も意識する
・冷やしすぎない
ことを意識してみましょう。
赤ちゃんによって快適な環境は少しずつ違いますので、汗のかき方や寝つきの様子を見ながら調整してあげてください。
実はママの体もかなり頑張っています
赤ちゃんが寝ないと、当然ママも眠れません。
さらにこの時期は、抱っこや授乳で汗をかき、水分不足にもなりやすくなります。
すると、
・肩こり
・腰痛
・頭痛
・疲労感
・イライラ
などが出やすくなります。
当院でも、「赤ちゃんが寝ないことより、自分が限界かもしれません」と話されるママさんが少なくありません。
赤ちゃんのことばかり気になりますが、ママ自身の体も大切にしてほしいと思っています。
当院で大切にしていること
当院では赤ちゃんのお悩みだけではなく、ママ自身の体調も大切にしています。
女性施術者として出産や育児を経験しているからこそ、理想論だけでは解決できない育児の大変さも理解しています。
また、知識を常にアップデートしながら、機能性医学的な視点も取り入れ、ママが少しでも元気に育児を続けられるようサポートしています。
最後に
最近赤ちゃんが寝ない。
そんな時は、「暑さや湿度の影響もあるかもしれない」という視点を持ってみてください。
そして、「私のせいかな」と自分を責めないでください。
暑い中、毎日赤ちゃんと向き合っているだけで十分頑張っています。
次回は、「汗びっしょり!着せすぎ?脱がせすぎ?」についてお話しします。
参考文献**
・Thermoregulation in newborn infants
・Sleep and temperature regulation in infants