【産後ママの「これって普通?」相談室 】~梅雨・夏の赤ちゃん編 No.2~

第2回 汗びっしょり!着せすぎ?脱がせすぎ?
朝起きて赤ちゃんを抱き上げると、頭や背中が汗でびっしょり。
「こんなに汗をかいて大丈夫?」
「服を着せすぎたかな?」
「逆に脱がせすぎて風邪をひかないかな?」
そんなふうに悩んだことはありませんか?
梅雨から夏にかけては、赤ちゃんの服装についてのご相談がとても増えます。神戸市北区や三田市でも気温や湿度が高い日が続いており、大人でも過ごしにくい季節です。
特に初めての育児では、「何枚着せればいいのか分からない」というママも少なくありません。
赤ちゃんは想像以上に汗っかきです
赤ちゃんは大人よりも新陳代謝が活発で、体温も高めです。
さらに体の大きさに比べて汗腺の数は大人とほぼ同じと言われているため、とても汗をかきやすい特徴があります。
特に、
・頭
・首の後ろ
・背中
・脇
などは汗がたまりやすい場所です。
寝ている間に頭がびっしょりになっていることも珍しくありません。
汗をかいているからといって、必ずしも異常というわけではないのです。
実は着せすぎが多いことも
ご相談を受けていると、意外と多いのが「着せすぎ」です。
赤ちゃんは小さいので、
「寒くないかな」
「風邪をひかないかな」
と心配になりますよね。
でも実際には、大人と同じくらい、あるいは大人より1枚少なくても十分なことがあります。
特に夏場は、
・肌着+薄手の服
・肌着のみ
で快適に過ごせることも少なくありません。
赤ちゃんの背中を触ってみて、汗で湿っているようであれば少し暑いサインかもしれません。
手足が冷たい=寒いではありません
ママたちがよく心配されるのが、
「手が冷たいんです」
ということです。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、手足の血流を調整しながら体温を保っています。
そのため、
手足が冷たい
↓
体が冷えている
とは限りません。
確認する時は、
・背中
・胸
・お腹
などを触ってみるのがおすすめです。
体幹が温かければ、過度に心配する必要はないことが多いです。
汗を放置するとあせもの原因に
汗そのものは悪いものではありません。
しかし汗をかいた状態が長く続くと、皮膚への刺激となり、
・あせも
・かぶれ
・湿疹
などにつながることがあります。
特に首のしわや脇の下、股関節まわりは汗がたまりやすい場所です。
汗をたくさんかいた日は、
・着替えをする
・シャワーで流す
・濡れたガーゼで優しく拭く
などのケアを取り入れてみましょう。
実はママも汗だくです
赤ちゃんの汗は気になりますが、実はママ自身もかなり汗をかいています。
抱っこ紐でのお出かけ。
授乳。
寝かしつけ。
これだけでもかなりの運動量です。
さらに産後は、
・睡眠不足
・ホルモンバランスの変化
・体力低下
も重なります。
すると、
・疲れやすい
・頭痛
・肩こり
・腰痛
などが出やすくなります。
赤ちゃんの水分補給ばかり気になりますが、ママ自身もこまめな水分補給を忘れないでくださいね。
当院で大切にしていること
当院では赤ちゃんのお悩みだけではなく、ママ自身の体調も大切にしています。
女性施術者として出産や育児を経験しているからこそ、
「育児書通りにはいかない」
という現実もよく分かります。
また、知識を常にアップデートしながら、機能性医学的な視点も取り入れ、ママが少しでもラクに育児ができるようサポートしています。
最後に
赤ちゃんが汗をかいていると心配になりますが、汗をかくこと自体は自然なことです。
大切なのは、
・着せすぎていないか
・快適な室温になっているか
・汗のケアができているか
を確認することです。
そして、赤ちゃんだけでなくママ自身の体調にも目を向けてください。
暑い季節は、ママも想像以上に頑張っています。
次回は、「授乳ばかり…これって脱水?」についてお話しします。
参考文献**
・Thermoregulation in newborn infants
・Clinical practice guideline: maintenance intravenous fluids in children